花沢忍
「 long, long season 」 2021.9.21(tue)~10.3(sun) 12:00-19:00,月曜休廊 「生きるために絵が必要」と語る花沢忍は、時には、制作の動機となった大切な記憶や作品の表現そのものが、時間と共に変化していくことに戸惑い葛藤しながらも、一貫して絵画と向き合い続けてきました。その花沢が描く作品は、見る者に、変化の痛みさえも抱えて生き続けることの誇らしさを思い出させます。この度の個展「long, long season」では、これまでの作品と新作絵画を交えたインスタレーションを展開します。永い季節の中を巡る記憶と、今も新たな季節を生み続ける鮮やかな筆致が、渚で足をくすぐる波のように、見る者を記憶と現在の間に誘います。
花沢 忍 | Shinobu Hanazawa 1989年神奈川生まれ。多摩美術大学美術学部油画専攻中退。主な受賞歴として、2017年「シェル美術賞2017」能勢陽子審査員賞、2013年「第二回宮本三郎記念デッサン大賞」山本容子賞など。その他「第19回岡本太郎現代芸術賞 展」 や「トーキョーワンダーウォール公募2015」 で出品するなど、その精力的な制作活動と心揺さぶる作品は高い評価を得ている。 [Cooperation] Bambinart Gallery [cover picture] title: “long, long season” , photo by Yuri Sato |